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シューベルト:ピアノソナタ第18番
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| 商品カテゴリー: | ミュージック,CD,DVD,クラシック,音楽
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| 収録曲: | ピアノ・ソナタ第18番ト長調op.78,D.894「幻想ソナタ」,
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| セールスランク: | 66297 位
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存在しないものに触れるための儀式
以前アファナシエフが来日した時にこの「幻想ソナタ」を聴いた。きわめて遅いテンポ。
よく見るとアファナシエフは、片手が空くと、その手で指揮をしている。
彼の裡ではピアノソナタという譜面を超えた音楽が鳴り響いているのだ。
アファナシエフの演奏はタルコフスキーの映画を連想させる。
長回しのゆっくりしたテンポの映像。しかしそこには異様なまでの強度が隠されている。
それらはともに、「存在するとは別のしかたで」(レヴィナス)わたしたちに影響する
何ものかに触れるための儀式のように思われる。正確に言えば「触れる」のではない。
それは欠如・痕跡としてしかありえない何かなのだから。
それを「神」とか「死者」と名づけることもふさわしくはないだろう。
しかし、この「幻想ソナタ」で、そしてシューベルトの最後の3つのソナタで、
アファナシエフは確かに、その何ものかの痕跡と向かい合っているように思われる。
その痕跡は、おそらくは譜面の音と音の間に刻まれる。
だからこそ、あの遅いテンポが必然とされるのだ。
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